あの、、ワタクシ、、ニートなんです…

三十路、コミュ障、ニートの戯言。

ゲストハウスに泊まってみた

18きっぷを利用するに辺り、行けるところまで行ってしまうと辺鄙なところで降りてしまうと困ると言う憂鬱さがあって、一応下調べをするものの、なかなか出発できず、
ならば、行ったことがあって派手さのない京都で一泊しようと思い立つ。それなら大丈夫だろうと言い聞かせて。
知らなかったんだけど、京都のゲストハウスはなかなかに安い。安かったんだ、、その時は(笑)。
予約はちゃんとできてるんだろうか、本当にこの金額なんだろうかーと不安を抱きつつ、1時間ほど真っ暗な京都の町をさ迷い到着。めっちゃ汗だくになったし、やっぱり方向音痴過ぎるよ、私。町の沈丁花はいい香りだった。
緊張とは裏腹におじさんの「○○さんねー」という軽い接客に拍子抜け。
あんまり旅慣れしてないのがバレバレなのか
「ドキドキしてるの?」って聞かれて、えっ?そんなにドキドキするところなの?と逆に警戒してしまった。
んー、コミュ障だけど私は相手が日本人でもアメリカ人でも例えイエス・キリストでも同じ「発作」をおこすと思うから外人さんがどうだーとかは考えてなかったぜ。
コミュ障に言語は関係なし。ノーボーダー。
でも、近くにいた中国人のお兄さんはすごく感じがよかったし、全然いやな気はせず、寝床も住めるんじゃね?というくらい快適だった。
ただただ、行こうと決めてたご飯屋さんね、
おしゃれだし、地元の人も外国人もカップルも一人飯の人もいてすごく入りやすかったけど、
顎関節症が酷すぎて、、唐揚げがなかなか口に入らなかった(笑)。あ、失敗した~と思った。
あの店の賑わいとどんなお客さんでもありな雰囲気はかっこいいし、ありがたいと思う。
うわ、あいつぼっちじゃね?みたいな心配がいらない。
ゲストハウスでは白人のお姉さんがにっこりと「HI~」と言ってくれたときは嬉しかった。顔合わせる度ににっこり。
まあ、とっさにハイ~なんて出てこないものでどうもって頭下げるんだけどね。
逆にカップルさんは世界が出来上がっちゃってるので、まあなんかもう「こんにちは」とかも、要らないんだろうなって感じ。ひたすら向き合ってるのが目に入ってまぶしい(笑)。
あんまり音を立てないように気を付けてはいたけど
起きてる間は良くても、誰かのいびきはしょうがないねー、と。ただ、普通は不快ないびきも、ここでは逆にうるさい人が一人くらいいた方が、なんか安心かも?って思った。
そして中国語を話すご家族の奥さんが洗濯物を干そうとしている時ね、ここまでは見慣れた普通の景色なんだけど
旦那さんがとっさに気づかなくてごめん、俺がしますよって感じでさっと洗濯物を自分の手に取って干し始めたの見て、す、すごーい!と思ってしまった。
奥さん、起きてくるのも遅かったし、なんかいいなぁって。私は結婚していないから今の私世代の夫婦がどんな役割分担をしているのかとか知らないから一概には言えないけど、、
中華圏ってそうなんですか?こんなにナチュラルに洗濯してくれるんですか?男性が?それも普通に60なるかな、ならないかなくらいの人たちが。
んー、まったくをもって自分のことは棚にあげるけど
中華圏男子いいかも知れないと割りとまじめに思ってしまった。そんなゲストハウスの一日だった。
チェックアウトは、大丈夫なの?というくらいあっさりだったけど、ここのコーヒーがなぜか美味しくて、これから長旅なのにけっこう飲んでしまった。
夜は分からなかった昨日来た道は怖くも何ともない普通の町で、京都府のごみ袋はドンキホーテの袋みたいなんだなぁとどうでもいいことを考えながら京都駅へ向かう。