あの、、ワタクシ、、ニートなんです…

三十路、コミュ障、ニートの戯言。

のっぺらぼうなやつ

もうすっかり先月のことではあるけど、青春18きっぷを使って暇人しかしないのかも知れない旅行というよりかは現実逃避に近いぼっち旅をしてきた。
そこで「ハズカシイハズカシイ」と言う私に
「いいからいいからー」と言って写真を撮ってくれた方がいて、撮ってもらってからしばらくは、もう直視ができなかった。恥ずかしすぎて。
ただ、だんだんと日が経つにつれて、
なんて貴重な機会を恥ずかしさに引き渡してしまったんだ俺はー!と言う気持ちになってきて、今や後悔もしている。
私は(女です)、10代も20代も自己嫌悪に支配されて生きていたから、笑ってしまうほど自分の写真というものがない。
そんな写真嫌いの私が、思いきって直視してみた今回のその写真には楽しそう笑っている自分がいて、おどろいた。
その日は傘もぶっ壊れるような天気で、雨風にさらされて不細工さは割り増しなはずなのに、
こんな笑顔になれるんだ!って思う顔がそこにはあった。
好きなものや人っていうのは私のようなひねくれものからも
こんな笑顔を引き出してくれるんだと素直に感動してる。
これだけでも電車に乗って遠くに行こうって思い立ってよかったんじゃないかなって思う。
なんかねー、ちゃんとあるじゃん顔って思って。
そりゃ試着室の鏡に写るのはブスだし愛想よくないしニートだし美人なんかじゃないんだよ。
でも、言うほど自分の存在をなくそうとしなくてもよかったんじゃないかなーとね、思わなくもない、今は。
12年くらい前だったかな、まだ10代で今よりも病んでて引きこもってた自分は何故かたまたま出かけた時に限って
テレビのカメラに映り込んじゃうことが何度かあって、
当時はマジで「生きててごめんなさい」状態だったから
放送を見ては凹んでたんだけど、あれも今思えばよかったのかなーって思う。
私の10代だった頃の写真なんてほとんどないのに
そしてそれはそれで寂しいことなのに
たまたま映ったテレビ番組はこのネット社会のどこかに
探せば見つかってしまうんだもん。いいか悪いかは置いといて。
それはなんか、別にいちいち保存はしないけど
10代の自分がちゃんといた、一応そこにいたんだ、みたいな。ぼやけたのっぺらぼうの顔が残こっているみたいな感じ。
でも、今回撮ってもらった写真は現像したいけど、
まだまだ恥ずかしさと闘ってる自分がいる。